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特集 転移性脊椎腫瘍治療大全
第1章 診断
転移性脊椎腫瘍の病理
Pathology of Metastatic Vertebral Tumors
内藤 裕
1,2
,
元井 亨
2
Yu NAITO
1,2
,
Toru MOTOI
2
1名古屋大学医学部附属病院病理部
2がん・感染症センター都立駒込病院病理科
1Department of Pathology, Nagoya University Hospital
キーワード:
病理診断
,
pathological diagnosis
,
原発不明癌
,
cancer of unknown primary
,
免疫染色
,
immunohistochemistry
Keyword:
病理診断
,
pathological diagnosis
,
原発不明癌
,
cancer of unknown primary
,
免疫染色
,
immunohistochemistry
pp.689-696
発行日 2024年12月25日
Published Date 2024/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5002202392
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はじめに
転移性脊椎腫瘍は,骨・椎間板の破壊や脊柱管内への腫瘍進展による疼痛,可動性制限,神経圧迫症状を生じさせ,しばしば患者のQOLを低下させる.病理診断は転移巣かどうかを確定する最も確実な手段であるため,病理医が日常診断で転移性脊椎腫瘍に遭遇する機会はまれではない.また,臨床的に原発巣が不明な場合に転移巣の病理所見より原発巣の推定を求められることもある.いずれの状況においても,腫瘍の病勢の進行といった時間的な制約がある中で病理診断学的な判断を迫られるという難しさがある.本稿を通じて,機を得た精度の高い病理診断,ひいては治療法決定のためには,臨床医-画像-病理間の密接なコミュニケーションが不可欠であることを強調したい.また,臨床医に知っておいてもらいたい転移性脊椎腫瘍の病理診断のピットフォールについても解説する.

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