Japanese
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特集 脊髄および末梢神経鞘腫瘍のすべて
—その他の脊髄神経鞘腫の治療—脊髄神経鞘腫に対する体幹部定位放射線治療
Stereotactic Radiation Therapy for Spinal Schwannoma
水松 真一郎
1
Shinichiro MIZUMATSU
1
1総合青山病院サイバーナイフセンター・脳脊髄センター
1CyberKnife Center/Cerebrospinal Center, Aoyama General Hospital
キーワード:
脊髄神経鞘瘍
,
spinal schwannoma
,
体幹部定位放射線治療
,
stereotactic body radiation therapy
,
サイバーナイフ
,
CyberKnife
Keyword:
脊髄神経鞘瘍
,
spinal schwannoma
,
体幹部定位放射線治療
,
stereotactic body radiation therapy
,
サイバーナイフ
,
CyberKnife
pp.357-363
発行日 2023年6月30日
Published Date 2023/6/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5002202089
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はじめに
頭蓋内神経鞘腫においては,1990年代からガンマナイフ(Gamma Knife:GK)などによる定位放射線治療(sterotactic radiation therapy:SRT)が治療選択肢に加わり,現在ではその有用性が広く認められている.近年,体幹部定位放射線治療(sterotactic body radiation therapy:SBRT)の進歩により,脊髄神経鞘腫も治療可能となってきている.しかし,SBRTの認知度は低く,十分に活用されているとは言い難いのが現状である.脊髄神経鞘腫の治療戦略にSBRTを加えることは,患者および脊髄外科医にとっても有益と考えられる.SBRTに対する理解を深めていただくため,筆者が現在使用している放射線治療機器であるサイバーナイフ(CyberKnife®:CK,Accuray Inc., Sunnyvale,CA)を例に解説する.
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