特集 首下がり症候群
特集にあたって
松山 幸弘
1
1浜松医科大学整形外科
pp.1041
発行日 2018年12月25日
Published Date 2018/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5002201011
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首下がり症候群(dropped head syndrome:DHS)は,薬物療法やリハビリテーションなどの保存療法が奏効する症例もあれば手術が必要な症例もあり,病態によってさまざまである.手術適応の有無についてどのように評価して,どのような場合が手術適応なのか,保存的治療が適応なのか,そしてリハビリテーションの適応やその実際について学ぶことで,必要のない手術を避けることが可能となる.
本特集ではまず,DHSを錐体外路疾患,ALSおよび重症筋無力症,さらには筋炎,ミオパチーによる症候として,その病態と分類,治療について神経内科のスペシャリストから論述いただいた.DHSの自然経過と保存的加療についてわかりやすく解説していただいている.
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