特集 高齢者の脊柱変形Up to Date
特集にあたって
松山 幸弘
1
1浜松医科大学整形外科
pp.251
発行日 2017年4月25日
Published Date 2017/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5002200581
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今回特集のテーマとして,高齢者の脊柱変形Up to Dateを取り上げた.
このテーマは2012年に国際側弯症学会(SRS:Scoliosis Research Society)においてSchwabらが成人脊柱変形の分類(SRS-Schwab classification)を報告し,Cobb角30度を超える冠状面の側弯変形のほかに,矢状面アライメント評価としてPI-LL(PI:pelvic incidence, LL:lumbar lordosis),SVA(sagittal vertical axis),PT(pelvic tilt)の評価とQOLを保つための目標値PI-LL≦10度,SVA<40mm,PT<20度を提唱してから日本でも注目を浴び,そして成人脊柱変形に対する手術治療ゴールの一つの目標値として手術治療が多く行われるようになった.
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