Japanese
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誌上シンポジウム 整形外科手術におけるコンピュータナビゲーション支援
人工膝関節置換術における3-D measured cutting methodの有用性
Three-dimensional Measured Cutting Method in Total Knee Arthroplasty
佐藤 卓
1
,
有海 明央
1
,
大森 豪
2
,
古賀 良生
1
Takashi Sato
1
,
Akihiro Ariumi
1
,
Go Omori
2
,
Yoshio Koga
1
1新潟こばり病院整形外科
2新潟大学超域研究機構
1Department of Orthopaedic Surgery, Niigata Kobari Hospital
2Center for Transdisciplinary Research, Niigata University
キーワード:
人工膝関節置換術
,
total knee arthroplasty
,
3Dメジャードカッティング
,
3-D measured cutting
,
ナビゲーション
,
navigation
,
髄内アライメントロッド
,
intramedullary alignment rod
Keyword:
人工膝関節置換術
,
total knee arthroplasty
,
3Dメジャードカッティング
,
3-D measured cutting
,
ナビゲーション
,
navigation
,
髄内アライメントロッド
,
intramedullary alignment rod
pp.143-150
発行日 2008年2月25日
Published Date 2008/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408101222
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独自に開発した三次元術前計画法と連携ジグを用いた人工膝関節置換術(TKA)術中支援法の精度向上における有用性を検討した.CTから得られる骨形状モデルとコンポーネント形状モデルをコンピュータ上で設置して目標設置位置を決定し,その状態での適合性を視覚的に把握するとともに,髄内アライメントロッドの挿入方向や各部位の骨切り量を予測しておく.術中に連携ジグを用いてこれらの値を再現し確認する.今回本法を用いて16膝に対してTKAを行った結果,従来法に比して目標設置角度からの逸脱を認める膝が減少し,ナビゲーションに遜色ない結果を示していた.これは術者が術前に多くの視覚的情報を得られたことと,術前に予測した各定量値を術中に計測することが術中のアラームとして機能したことによるものと考えられた.
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