Japanese
English
特集 さまざまな基礎疾患・病態を有する症例に対する脊椎固定術
ダウン症候群
Down Syndrome
高橋 立夫
1
,
須崎 法幸
1
Tatsuo TAKAHASHI
1
,
Noriyuki SUZAKI
1
1国立病院機構名古屋医療センター脳神経外科
1Department of Neurosurgery, Nagoya Medical Center, National Hospital Organization
キーワード:
ダウン症候群(Down syndrome)
,
環軸椎脱臼(atlantoaxial dislocation)
,
手術治療(surgical therapy)
Keyword:
ダウン症候群(Down syndrome)
,
環軸椎脱臼(atlantoaxial dislocation)
,
手術治療(surgical therapy)
pp.563-574
発行日 2016年5月25日
Published Date 2016/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5002200389
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はじめに
筆者は1989〜2016年の間,名古屋医療センターにて脊椎・脊髄外科を中心に診療してきた.小児例も幸いにも長期間(最長26年)のフォローアップができたが,本稿では,患児およびご両親とともに苦労をして治療してきたことがよかったか否かも含め報告し,今後の治療に役立てればと思われる.
小児例でもとりわけ,常染色体異常が原因といわれているダウン症候群(Down syndrome:DS)に合併した頭蓋頸椎移行部骨奇形の環軸椎脱臼(atlantoaxial dislocation:AAD)の治療について報告する.
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