Japanese
English
イラストレイテッド・サージェリー 手術編Ⅱ-84
スクリューガイドテンプレートを用いた頸椎椎弓根スクリュー刺入法
Cervical Pedicle Screw Guiding Method with Screw Guide Template System
菅原 卓
1
Taku SUGAWARA
1
1秋田県立脳血管研究センター脊髄脊椎外科
1Department of Spinal Surgery, Research Institute for Brain and Blood Vessels-Akita
pp.993-1000
発行日 2015年12月25日
Published Date 2015/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5002200255
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
手術適応
不安定性や変形を伴う脊椎疾患に対して椎弓根スクリューを用いた後方固定術が広く行われているが,頸椎は胸腰椎に比べて椎弓根が小さく,椎骨動脈が近接しており,正確な刺入操作が求められる.さまざまなスクリュー誘導法が開発されてきたが,O-armなどの術中CTナビゲーションを用いても頸椎椎弓根スクリューを安全に刺入できる精度は得られていない.われわれは,オーダーメイドのプラスチックガイド「スクリューガイドテンプレート(SGT)システム(図1)」を使用して高精度のスクリュー誘導を行っているので紹介する.SGTはすべての脊椎のあらゆる後方スクリュー刺入法に応用可能であるが,頸椎においてはC1外側塊スクリュー,C2椎弓スクリュー,C2-7椎弓根スクリューがよい適応である.
Copyright © 2015, MIWA-SHOTEN Ltd., All rights reserved.