特集 「偽性局在徴候」からみた脊髄・馬尾・神経根症状
特集にあたって
花北 順哉
1
1藤枝平成記念病院脊髄脊椎疾患治療センター
pp.167
発行日 2015年3月25日
Published Date 2015/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5002200041
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今回の特集は『「偽性局在徴候」からみた脊髄・馬尾・神経根症状』をテーマとした.
元来,神経疾患では日常ベッドサイドや外来診療で行われる神経学的検査と詳細な病歴聴取の組み合わせにより,かなりの疾患で診断が可能なものである.また,神経学の楽しさというものもこれらのことに由来している.しかしながら,近年のさまざまな画像診断の長足の進歩・発展により,神経疾患の診断は画像診断に重きが置かれるようになっている.確かにこれら画像診断により得られる情報は素晴らしいものであるが,ややもすると画像偏重になり過ぎていることも事実である.
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