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特集 豊かな生活のための住環境評価
—住環境整備に役立つ知識①—照明と生活行為との関係
Knowledge useful for environmental maintenance-1: Relationship between lighting and activities of daily living
大江 由起
1
Yuki Oe
1
1滋賀県立大学 人間文化学部 生活デザイン学科
pp.888-891
発行日 2024年8月15日
Published Date 2024/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001203902
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Key Questions
Q1:歳を重ねることによって起こる目の変化とは?
Q2:空間の利用目的に応じた照明の明るさと色みとは?
Q3:年齢層に応じた照明計画とは?
はじめに
人間の五感による知覚の割合として,外部情報の約8割を視覚から得ており,住環境を整備するうえで,“照明”は高齢者を含め,われわれにとって安全かつ快適な空間をつくる一助となる.逆に,暗かったり,照明にムラがあったりと適正な照明環境でないと,危険と隣り合わせになってしまう可能性もある.加齢に伴い目の機能が衰えることで,同じ照明環境下でも明るさや色の感じ方が高齢者と若年者とでは異なってくる.本論では,加齢に伴う視覚特性の変化について整理し,高齢者が安全かつ快適に過ごすための照明設計をするうえで配慮するべきポイントを紹介する.
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