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特集 重度障害者のリハビリテーション
教育・社会・職業的リハビリテーション
在宅重度障害者の住環境整備
The House Renovation for The Homebound Severely Disabled.
橋本 美芽
1
Mime Hashimoto
1
1横浜市総合リハビリテーションセンター企画研究室
1Yokohama Rehabilitation Center
キーワード:
在宅重度障害者
,
住環境整備
,
住宅改造
Keyword:
在宅重度障害者
,
住環境整備
,
住宅改造
pp.993-995
発行日 1994年11月10日
Published Date 1994/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552107742
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住環境整備の意義
在宅重度障害者の生活は住まいを基盤にして形成されている.住環境の適否は,環境への適応力が低下した重度障害者にとって,日々の生活の快適性を左右するだけでなく,長期的にみれば在宅生活の継続を阻害する原因にもなりうる.この意味で住環境の整備は在宅生活を支える要件であり,社会的リハビリテーションの一環として位置づけられ,日常生活動作の自立や生活内容の向上,介護負担の軽減などを図る重要な役割を担っている.したがって,住環境整備の目的は身体機能や介護能力への環境の適合を目指すことにあるといえる.
実際の場面では,事例ごとに異なる条件が存在し,家族関係や経済的条件,建築上の制約などさまざまな状況が想定される.生活全般を捉えることのできる視野をもち,総合的に判断することによって,調和のとれた住環境整備を実現することができる.
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