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特集 豊かな生活のための住環境評価
住環境評価—医療機関における実践
Residential environment assessment: the practice in medical facility
一木 愛子
1
Aiko Ichiki
1
1神奈川県総合リハビリテーションセンター
pp.873-877
発行日 2024年8月15日
Published Date 2024/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001203899
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Key Questions
Q1:自宅での生活を考えるにあたって必要な住環境評価の視点とは?
Q2:住宅改修を行うにあたって押さえておくべき情報収集のポイントとは?
Q3:作業療法士がもつべき評価の視点とは?
はじめに
人は個々それぞれ違った趣味趣向や担う役割等があり,暮らしもさまざまである.その暮らしは,障害を受ける前後で変化することなく,ご本人も病前と同じ暮らしを望まれる.その望みを実現するためには,退院後の暮らしの場である自宅の環境調整は重要であり,作業療法士はその人の暮らしを実現するために必要な知識,技術,想像力をもたねばならない.また場合によっては作業療法士の創意工夫による発想の転換が,その人の今後の豊かな生活,その人らしい暮らしを実現する鍵となり得る.
本稿では,筆者の臨床の場である医療機関で取り組んでいる実践内容を基に,押さえておくべき情報収集のポイント,誰もが望む自宅での生活を考えるにあたって必要な住環境評価の視点,作業療法士がもつべき評価の視点等について述べる.
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