特集 完全解説 ロコモティブシンドローム
【各論】
ロコモティブシンドロームと住環境
金沢 善智
1
1株式会社ニチモ
キーワード:
転倒予防
,
安全
,
動きやすさ
,
安心感
,
住宅改修
Keyword:
転倒予防
,
安全
,
動きやすさ
,
安心感
,
住宅改修
pp.676-679
発行日 2013年8月15日
Published Date 2013/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414102935
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手すりによる段差の解消
Case 1
段差で転倒しそうになり,水分を控えるようになった1例
利用者:78歳,女性
要介護度:要支援1
状況:1年前に脳梗塞にて入院加療したが,ほとんど左右差が見られないほどの軽度の右片麻痺と,歩行時の軽度なふらつき以外,顕著な障害は見られなかった(T字杖使用).10年前に夫と死別し,現在は1Kのアパート(集合住宅)にて一人暮らしをし,週2回の訪問介護サービスを受けている.居間から,トイレおよび風呂場,台所へと通じる通路部分に5cmの段差があり,約2か月前,トイレへの移動時に,この段差でバランスを崩して転倒した.
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