Japanese
English
研究
AMPS結果のフィードバックを受けた急性期脳卒中患者の不安状態変化について
The change of anxiety of the patients with acute stroke that explained the AMPS results
大黒 陽蔵
1
,
田中 成和
2
,
陣内 重郎
3
,
中根 博
1
Yozo Daikoku
1
,
Shigekazu Tanaka
2
,
Juro Jinnouchi
3
,
Hiroshi Nakane
1
1国立病院機構 福岡東医療センター
2国立病院機構 肥前精神医療センター
3国立病院機構 九州医療センター
キーワード:
AMPS
,
脳卒中
,
不安
Keyword:
AMPS
,
脳卒中
,
不安
pp.1205-1208
発行日 2023年9月15日
Published Date 2023/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001203554
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Abstract:本研究の目的は,ADL,IADL能力が十分に改善している急性期脳卒中患者へAMPS結果のフィードバックを行うことで不安状態がどのように変化するかを検討することである.初発の脳卒中患者のうち,重度の認知機能低下や高次脳機能障害がなく自立度が高い患者15名を対象とし,自宅退院が決まった患者へAMPSを実施した.またAMPS実施前後に不安の評価としてSTAIを使用した.結果は対応のあるt検定を用いてAMPS前後での状態不安得点の差に有意な改善が認められた.また,Process Skillsと状態不安得点の変化量とに有意な負の相関を認めた.AMPSの正のフィードバックは自立度の高い患者の退院前の不安を改善させ,退院後のQOL低下を予防できる一助になると考えられた.
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