講座 身体障害者補助犬を知ろう!・第5回
補助犬との生活—使用者の方に聞いてみよう!
山本 誠
1
,
松本 江理
2
,
木村 佳友
3
,
吉田 文
4
Makoto Yamamoto
1
,
Eri Matsumoto
2
,
Yoshitomo Kimura
3
,
Aya Yoshida
4
1全日本盲導犬使用者の会
2日本聴導犬パートナーの会
3日本介助犬使用者の会
4大阪保健医療大学
pp.704-707
発行日 2023年7月15日
Published Date 2023/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001203431
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今回は3種類の補助犬使用者の方に補助犬との生活がいかに重要か,どのように役立っているのか,リハ専門職に望むことは何かについて語っていただく.補助犬との生活を紹介してくださるのは,全日本盲導犬使用者の会 山本 誠さん,日本聴導犬パートナーの会 松本江理さん,日本介助犬使用者の会 木村佳友さんである.
OTは肢体不自由がある方のリハについてよく知っているが,聴覚障害・視覚障害のある方のリハについては知らないことも多い.厚生労働省の「平成28年生活のしづらさなどに関する調査」では聴覚・言語障害341万人,視覚障害312万人.いずれも40歳以降から増加し,70歳以上が50%以上を占め,中途障害者の割合が多いことがうかがえる.実は両障害ともに中途障害の場合,リハ介入がない場合もある.補助犬というリハツールに出会うことで,3名の補助犬使用者に起こった変化の重要性を感じていただければ幸いである.(吉田)
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