特集 ICFと作業療法
コラム:幸せな環境因子「介助犬」—対象者の可能性を引き出すために
吉田 文
1
,
野口 裕美
2
1大阪保健医療大学
2四條畷学園大学
pp.1200-1205
発行日 2020年10月15日
Published Date 2020/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001202281
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はじめに
身体障害者補助犬(以下,補助犬)は,盲導犬,介助犬,聴導犬の3種類,それぞれ視覚障害,聴覚障害,肢体不自由のある方のサポートをするために特別な訓練を受けた犬である(表).「国際生活機能分類」(以下,ICF)では,福祉用具と同じ環境因子に分類される.補助犬の中でもOTとかかわりが深いのが介助犬.ここでは,介助犬が使用者の意欲と勇気を引き出し,いかにその人らしい生活を発展させていく環境因子であるか,またOTの力はどこに活かされるのかを事例と共に紹介したい.
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