連載 基礎から始める研究論文の書き方講座・第4回
IMRaDと効率的な執筆順
京極 真
1,2
Makoto Kyougoku
1,2
1吉備国際大学
2吉備国際大学大学院
pp.1264-1268
発行日 2022年11月15日
Published Date 2022/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001203193
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
はじめに
本論では,研究論文の基本型であるIMRaD(イムラッド)を中心に解説する.IMRaDとは,Introduction(序論),Materials and methods(方法),Results(結果),and Discussion(考察)の頭文字をつないだ略語である(図1).これによって,新知見の科学的な発見プロセスに沿って研究論文を構成することができ,筆者にとっても,読者にとっても,論理的でわかりやすく新知見を共有できる.国内外を問わず,ヘルスケア領域の学術誌ではIMRaDがよく使われるため,研究論文を書きたい人は必ず理解しておく必要がある.
Copyright © 2022, MIWA-SHOTEN Ltd., All rights reserved.