連載 基礎から始める研究論文の書き方講座・第7回
IMRaDを使った「考察」の書き方のコツ
京極 真
1,2
Makoto Kyougoku
1,2
1吉備国際大学
2吉備国際大学大学院
pp.168-173
発行日 2023年2月15日
Published Date 2023/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001203283
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はじめに
本論では,IMRaD(Introduction,Materials and methods,Results,and Discussion)の構成要素である「考察」の書き方を解説する.「考察」を書く目的は,査読者を含む読者の「結果」に対する「だから何?(So what?)」という疑問に答えて,研究で明らかになった結果をアピールすることである.「結果」はリサーチギャップに対する解答であり,「考察」はその意味の分析や説明である.「考察」には,読者に対して「結果」の新規性や重要性を説得力あるかたちで示す役割がある.なお,IMRaDの全体像は,本連載第4回1)ならびに無料Webセミナー「IMRaDを使った研究論文の書き方講座」(図 1)で必ず復習してほしい.
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