特集 24時間コンセプトの作業療法
扉
土居 史和
1
,
山本 伸一
1
,
西出 康晴
2
,
長野 敏宏
3
1山梨リハビリテーション病院
2倉敷中央病院
3御荘診療所
pp.933
発行日 2022年8月15日
Published Date 2022/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001203090
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特集にあたって
作業療法は,核は変わらなくとも各分野・各時期によってアプローチ等が異なる.本特集では,「24時間コンセプトの作業療法」というテーマのもと,主に身体障害・発達障害・精神障害・老年期障害において,OTがどのように対象者の個性を活かした生活(趣味・生きがい等)の獲得をマネジメントしたのか,具体的な介入例とともに紹介する.
OTにとって,対象者の24時間の生活に介入することはあたり前のことかもしれない.1回の介入による改善ももちろん重要であるが,24時間365日続く生活を見据えることで,また違ったアプローチができるはずである.本特集が私たちにとって,対象者との向き合い方,かかわり方をあらためて考える機会になることを期待する.そして,「24時間コンセプト」という概念がさらに深化していくことを望んでいる.
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