特集 特別支援学校で作業療法士ができること
扉
小林 郁
1
,
中村 春基
2
,
西出 康晴
3
1神奈川県立伊勢原養護学校
2日本作業療法士協会
3倉敷中央病院
pp.597
発行日 2022年7月15日
Published Date 2022/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001203014
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特集にあたって
2006年(平成18年)に学校教育法の一部が改正されたことによって,2007年(平成19年)より特殊教育から特別支援教育への変換があり,特別支援学校の役割が拡大された.そのころより教員の専門性向上の一環として,全国的にOTを含むリハ職種の教育への導入が始められた.以前から志の高い諸先輩方が,OT資格をもつ教員として学校現場で活躍されてきていたが,大きな変革期といえるのはこの時期である.これ以降,全国的に少しずつ特別支援学校にかかわるOTが増加しており,最近では,特別支援教育に関する書籍や雑誌も以前に比べて多く目にするようになった.しかし,著者のほとんどは外部専門家であり,内部専門家からの発信はまだまだ少ないのが現状である.
そこで,今回の特集では,現場からの声が中心となるように,特別支援学校に携わるOTの方々にご尽力いただいた.内容も特別支援学校にかかわるうえで押さえておいていただきたいこと,参考になることである.
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