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特集 刑務所から保護観察までの作業療法
高知保護観察所と作業療法士との連携—作業療法士に期待すること
Collaboration with occupational therapists at Kochi probation office: expectations for occupational therapists
金田 健治
1
Kenji Kaneda
1
1高知保護観察所
pp.323-328
発行日 2022年4月15日
Published Date 2022/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001202931
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Key Questions
Q1:更生保護とは?
Q2:高知保護観察所が連携しているOTとは?
Q3:OTに期待することとは?
はじめに
筆者は,法務省の出先機関である高知保護観察所にて勤務する保護観察官である.筆者は,前職,福祉施設において精神保健福祉士として勤務していた.現在は,精神保健福祉士として勤務しているわけではないが,精神保健福祉士の資格を有した者として保護観察所に採用された.犯罪や非行をした人の中には精神障害を抱えた人がおり,現在も精神保健福祉士としての知識や技術を活用しながら業務にあたっている.更生保護官署で勤務している職員の中には,筆者と同じように精神保健福祉士等の資格を有している職員が増えており,OTの資格を有している職員もいる.
本稿では,更生保護について触れたうえで,高知保護観察所が連携しているOTについて紹介したい.なお,文中の意見に当たる部分はあくまでも筆者の私見である.
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