特集 高知県の公衆衛生活動
高知県の公衆衛生活動への反省と期待
青山 英康
1
1岡山大学医学部衛生学教室
pp.704-707
発行日 1972年11月15日
Published Date 1972/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401204577
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高知県の公衆衛生活動を第三者の立場で論ずるには,決して適切な立場にあるとは思えないが,かといって教室内の誰に依頼しても大同小異である以上,かえって一番関係が深いといささかでも自負している者の一人が,その責任を果たしたいと考えた.それほど高知県の公衆衛生活動に対しては,教授以下教室員一同,教室ぐるみで「自らのもの」という自覚をもって取り組んでいるつもりである.
このような関係ができてすでに10年余りの日数も経過し,教室関係者が,常勤あるいは非常勤の形で現在でも10名以上が高知県の公衆衛生従事者として働いている一方,研究生として,県職員め方々が教室で勉強をして下さったり,教室の研究活動の一つの特色を作っている「保健婦研究グループ」の供給源の大部分は,高知県立保健婦専門学院と高知女子大であり,このグループも今では,10名以上もの一大世帯になっている.
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