連載 海外事情〜my story〜・第3回【最終回】
オーストラリアでの研究活動
沖田 勇帆
1
Yuho Okita
1
1Soaring Health Sports, Wellness & Community Centre
1Soaring Health Sports, Wellness & Community Centre
pp.247-252
発行日 2022年3月15日
Published Date 2022/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001202904
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はじめに
私のオーストラリアでの研究活動は,大学卒業後の1年間,優等学位コース(Honours course)へ進学したことがきっかけとなっている.現在はスウィンバーン工科大学(Swinburne University of Technology)保健学系大学院博士課程〔Doctor of Philosophy and Graduate Certificate of Research and Innovation Management(Health Science)〕に在学しており,「遠隔リハビリテーションと目標設定」を主な研究テーマとしている.主任指導教員は同大学保健・看護学部長のRachael McDonald先生,副指導教員は同大学所属で公衆衛生学および生命倫理学を専門とするEvie Kendal先生で,日本からも外部副指導教員として東京工科大学作業療法学専攻の友利幸之介先生にご参画いただき,ご指導いただいている.また,博士課程進学にあたっては同大学の学費免除奨学金に採択され,指導体制のみならず,経済的にも恵まれた環境で研究活動が行えている.
本連載の最終回に当たる今号では「オーストラリアでの研究活動」と題し,日本にはない優等学位コースでの経験や,現在在学中の博士課程における研究の進捗状況等を紹介し,海外在住者という立場から国際共同研究に対する今後の展望についても私なりの見解を述べることとする.
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