Japanese
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研究
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が作業療法に及ぼした影響—北海道における精神障害領域の施設を対象とした内容分析
The impact of COVID-19 pandemic on occupational therapy: A content analysis of mental health facilities in Hokkaido
横山 和樹
1
,
齊藤 秀和
1
,
森元 隆文
1
,
太田 久晶
1
,
池田 望
1
Kazuki Yokoyama
1
,
Hidekazu Saito
1
,
Takafumi Morimoto
1
,
Hisaaki Ota
1
,
Nozomu Ikeda
1
1札幌医科大学
キーワード:
新型コロナウイルス感染症
,
COVID-19
,
精神障害
,
感染症対策
Keyword:
新型コロナウイルス感染症
,
COVID-19
,
精神障害
,
感染症対策
pp.1536-1543
発行日 2021年12月15日
Published Date 2021/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001202819
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Abstract:新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が精神障害領域の作業療法に及ぼした影響として,評価内容・治療内容の変化,それ以外の実施上の制限と対策を探索的に明らかにすることを目的とした.北海道内の施設に所属する作業療法部門代表者を対象に,郵送式の質問紙調査を実施した.返送があった回答のうち,対象領域が「精神障害」,対象区分が「医療」であった45名分を分析対象とした.その結果,大部分の施設において,外出や調理プログラム等,外来作業療法や訪問看護等のサービスの中止が報告された.しかしながら,多様な制限がある中でも,標準予防策を徹底したうえで,プログラムの実施場所や人と物の配置等の治療構造の変更や,感染対策・予防についての教育的介入等のCOVID-19の影響を踏まえた支援を対策としており,作業療法が実施されていた.
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