Japanese
English
研究
認知症の人を介護する家族主介護者をエンパワーする支援の検討—心理教育介入の予備的研究
Study of support for enhancing empowerment of primary family caregiver who cares for elderly persons with dementia: A pilot study of a psychoeducational intervention
菅沼 一平
1
,
瀬川 大
1
,
上城 憲司
2
,
岡田 進一
3
Ippei Suganuma
1
,
Dai Segawa
1
,
Kenji Kamijo
2
,
Shinichi Okada
3
1大和大学
2宝塚医療大学
3大阪市立大学大学院
キーワード:
家族主介護者
,
エンパワーメント
,
心理教育
Keyword:
家族主介護者
,
エンパワーメント
,
心理教育
pp.1529-1535
発行日 2021年12月15日
Published Date 2021/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001202818
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Abstract:エンパワーメントに効果的とされる心理教育を,在宅で認知症の人を介護している家族主介護者24名に実施し,効果を検証した.本研究の主要アウトカムであるエンパワーメントを測定する評価尺度はEmpowerment Assessment Scale for Principal Family Caregivers of Persons with Dementia(EASFCD)を使用した.介入前後の比較にてEASFCDの各因子では,【因子2:介護の知識・技術に関する自己効力感】と【因子4:介護への肯定的感情】の得点が有意に向上し,EASFCD総得点においても有意な向上を示した.心理教育介入は,課題を残しつつも,家族主介護者がエンパワーメントされる兆しをみせ,一定の効果は示した.
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