Japanese
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実践報告
放課後児童クラブにおける作業療法士によるコンサルテーションの取り組み
Practices of consultation by occupational therapist in after school care program
森川 芳彦
1,3
,
花岡 彩
2,3
,
吉村 学
2,3
Yoshihiko Morikawa
1,3
,
Aya Hanaoka
2,3
,
Manabu Yoshimura
2,3
1専門学校川崎リハビリテーション学院
2川崎医科大学附属病院
3一般社団法人岡山県作業療法士会
キーワード:
地域支援
,
放課後児童クラブ
,
コンサルテーション
Keyword:
地域支援
,
放課後児童クラブ
,
コンサルテーション
pp.616-620
発行日 2021年6月15日
Published Date 2021/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001202552
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Abstract:今回,岡山県作業療法士会は岡山県学童保育連絡協議会からOTの派遣要請を受けた.派遣されたOTは,放課後児童クラブ(以下,児童クラブ)において不適応を起こしている発達障害児の相談を受け,放課後児童支援員(以下,支援員)に対してコンサルテーションをし,日本版感覚プロファイル短縮版,小学生版QOL尺度等の質問紙を用いて評価を行った.また,児の特性を踏まえたうえで,支援員に対して児との関係のつくり方,感覚の特性への対応方法等について具体的な提案をし,ゴール達成スケーリングを用いて,児のスモールステップの目標を設定した.その結果,支援員は児との関係を深めることができ,児の自尊感情が向上した.加えて,支援員は児の行動の変化に気づきながら対応することで,児の感覚過敏や問題行動が軽減した.本事例では,児童クラブにおけるOTのコンサルテーションの有用性が示唆された.
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