OTジャーナルの仕事論 働く場所編
OT資格をもつ保護観察官として
棟近 展行
1
1厚生労働省社会・援護局
pp.582-583
発行日 2021年6月15日
Published Date 2021/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001202541
- 有料閲覧
- 文献概要
OTの仕事を知ったきっかけは,不登校でひきこもっていた弟の存在です.抗精神病薬の副作用に苦しむ弟の姿は,今でも忘れられません.“薬以外の方法で人を元気にしたい”,この思いが私のOTを志す原体験です.
OTとして精神科病院に勤務しはじめて5年が経過したころ,医療観察制度が施行され,触法精神障害者の社会復帰を促進する動きが始まりました.日本の精神科リハを牽引してきたOTの鶴見隆彦氏(現 湘南医療大学)が,同制度の第一線で保護観察所の社会復帰調整官として活躍する姿に憧れ,師事したい気持ちが高まり,10年の実務経験を節目に,法務省の採用試験を経て同じ職場で指導を受けはじめました.
Copyright © 2021, MIWA-SHOTEN Ltd., All rights reserved.