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特集 ICFと作業療法
環境因子としての福祉用具をICFの考え方で捉える
Understanding assistive technology as an environmental factor from the ICF concept
宮永 敬市
1
Keiichi Miyanaga
1
1北九州市保健福祉局
pp.1194-1199
発行日 2020年10月15日
Published Date 2020/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001202280
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Key Questions
Q1:福祉用具の役割は何か?
Q2:福祉用具に含まれる補助犬とは?
Q3:福祉用具におけるICFの位置づけとは?
はじめに
今日では,日常のさまざまな場面で福祉用具が使われている姿をよく見かける.街中で,車いすで食事をする人や歩行器で買い物をする人,電動車いすで散歩に行く人など,福祉用具を用いて活動している方を見かけると,筆者自身その姿をついつい追ってしまい,「どんなふうに楽しんでいるのかなあ」とその人の思いに興味を惹かれてしまうことがある.
福祉用具が主体的な生活,そして生活の楽しみに役立っていることは,専門職として大変本望と思う.一方で,筆者自身を含め,福祉用具にかかわる専門職として,その責任を本当に果たしているのかと疑問を抱くような場面に出会うこともある.本稿では,福祉用具の役割や支援の考え方等について今一度整理しお伝えするとともに,福祉用具に含まれる補助犬についても述べたい.
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