提言
目的を見失わずに手段を変え続ける
齋藤 佑樹
1
Yuki Saito
1
1仙台青葉学院短期大学
pp.1068-1069
発行日 2020年9月15日
Published Date 2020/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001202244
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この「提言」が掲載されるころ,社会がどのような状況にあるのかわからないが,少なくとも,この原稿を執筆している2020年5月は多くの前提が通用しない状況にある.まさかすべての授業を自宅からオンラインで行うことになるとは,数カ月前にはまったく想像していなかった.研究室のガジュマルは,ずっと気がかりだった大きな鉢への植え替えをして,自宅のモンステラの脇に移動した.
毎年冬場に風邪をこじらせていたが,今年は一度も体調不良を感じなかった.何が要因なのか本当のところはわからないが,スタンダード・プリコーションの大切さをあらためて感じた.離れて暮らす70を過ぎた両親が心配だが,会いに行くことで自分が間接的に命を奪ってしまう可能性を真剣に考えなければならない.毎日2回,触れるものすべてを消毒している.例年であれば,3月下旬には気にならなくなる手荒れがいつまでも治らない.
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