増刊号 精神科作業療法
第1章 総論
5 DSM-ⅣからDSM-5への変更点
吉永 清宏
1
,
杉本 篤言
1
,
江川 純
1
,
染矢 俊幸
1
Kiyohiro Yoshinaga
1
,
Atsunori Sugimoto
1
,
Jun Egawa
1
,
Toshiyuki Someya
1
1新潟大学大学院医歯学総合研究科 精神医学分野
pp.756-762
発行日 2020年7月20日
Published Date 2020/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001202175
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はじめに
米国精神医学会(American Psychiatric Association:APA)は,2013年5月に精神疾患の診断分類体系であるDiagnostic and Statistical of Mental Disorders(DSM)の第5版1)(DSM-5)を発表した.前回の改訂版(DSM-Ⅳ,1994年)以来,19年ぶりの改定となり,数多くの改訂がみられた.ここでは自閉スペクトラム症の新設,双極性障害の独立や物質使用障害の再編等,従来の診断カテゴリーから大幅な変更が施された部分を中心に概説する.
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