連載 リハビリテーション関連用語
DSM-Ⅳ
粳間 剛
1,2
,
橋本 圭司
1,3
,
中村 俊規
3
1東京慈恵会医科大学リハビリテーション医学講座
2梶原病院リハビリテーション科
3東京医科歯科大学難治疾患研究所神経外傷心理研究部門
キーワード:
DSM-Ⅳ
Keyword:
DSM-Ⅳ
pp.397-400
発行日 2007年4月10日
Published Date 2007/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552100515
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開発者,開発時期
精神疾患の診断・統計マニュアル(Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders, 4th edition;DSM-Ⅳ)1)は,今日精神疾患を診断する際の指針として広く用いられており,リハビリテーション領域にも応用が期待される7-11).このDSMシリーズは,米国精神医学会より,1952年に初版のDSM-Ⅰが発行された.DSM-Ⅳは,その第4版として1994年に発行され,その後の追加研究から,解説部分を修正した.
DSM-Ⅳ-TR(Text Revision)2)が,2001年に出版された(診断基準の変更はないため,以下はDSM-Ⅳと記す).DSM-Ⅰ,Ⅱは,国際疾病分類基準(International Classification of Diseases;ICD)を米国の実状に合わせるべくデザインされたが,DSM-Ⅲ,Ⅳでは,症状記述による分類,操作的診断,多軸評定など,後述する独自の診断体系を取り入れている3).
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