海外事情 特別編 海外における福祉用具支援サービス・第2回
イタリア共和国
米崎 二朗
1
Jiro Yonezaki
1
1大阪市職業リハビリテーションセンター援助技術訓練室
pp.474-476
発行日 2020年5月15日
Published Date 2020/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001202095
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福祉用具支援サービス構築のために不可欠なことは,専門職の教育システムと技術移転のためのスーパービジョンである.当研究室で参考にしているものは,イタリア共和国のIRCCS科学医療研究センター内福祉用具情報部門Servizio Informazioni e Valutazione Ausili(SIVA)の教育システムと,英国が教育手法に積極的に取り入れているスーパービジョンである.また,支援技術の基本概念モデルとして推奨しているのは,欧州連合(EU)におけるHorizontal European Activities in Rehabilitation Technology(HEART)モデルである.
今回は,まず最初にEUのリハ技術の調査研究であるHEARTが提示したモデルの概要を述べた後,SIVA訪問で得たイタリアにおける教育システムと利用効果測定手法について紹介する.
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