Japanese
English
研究
脳卒中患者および家族に対しての退院時リハビリテーション指導の定着率とその要因
Retention rate and factor of exercise rehabilitation guidance at discharge for stroke patients and their families
小泉 航二
1
,
村山 幸照
2
Koji Koizumi
1
,
Yukiteru Murayama
2
1相澤病院 回復期リハセンター
2相澤病院 リハセラピスト部門
キーワード:
退院時指導
,
介護負担感
,
脳卒中
Keyword:
退院時指導
,
介護負担感
,
脳卒中
pp.387-393
発行日 2020年4月15日
Published Date 2020/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001202072
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Abstract:当院におけるリハ専門職の退院時リハビリテーション指導(以下,リハ指導)の定着率およびリハ指導の定着の有無に影響を与える要因を明らかにするために,当院でリハ指導を行った脳卒中患者 94例に対しアンケートを実施した.アンケート内容は患者の生活状況や指導の満足度等の21項目とした.回収率は46.8%で指導の定着率は27.5%であった.リハ指導の定着率に影響を与える要因として,①指導の理解度,②家族の介護負担度,③指導効果の自覚の有無が挙げられた.写真を使用した指導書が理解度の向上に有用(p<0.05)であった.退院時リハ指導の定着率の向上には,指導内容の理解度と家族負担感を反復的に確認し,写真を用いて指導の要点を簡潔かつ具体化すること,指導により期待される効果・変化を患者・家族に教育することで改善の自覚を促し,動機づけにつなげることが重要である.
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