ふぉーらむ
子どもの未来を変える「学童保育×OT」,全国に展開中!
糸山 智栄
1
1岡山県学童保育連絡協議会
pp.1368-1370
発行日 2019年12月15日
Published Date 2019/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001201943
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誰も気づかなかった学童保育×OT
2019年(令和元年)9月30日に発表された全国学童保育連絡協議会の調査によれば,共働きやひとり親家庭の小学生が放課後を過ごす「放課後児童クラブ」(以下,学童保育)の「支援の単位」数は3万2,654,入所児童数は126万9,739人で,1年生から6年生まで,どの学年でも入所児童数が前年比で増加,最高数となり,働きながら子育てをする保護者にとっては,なくてはならないものとなっている.保護者や指導員,地域住民が守り育て,そこに公的な支援がついてきたという歴史があり,今でも地域差が非常に大きいのが現実だ.
私は,2人の息子を学童保育に預けながら,市民活動の専従事務局員,失業してヘルパー資格を取得,訪問介護事業所起業という道を歩んできた.子育て真っ最中のときも,そして,一段落着いた今も,学童保育をよくするための活動を続けている.学童保育は「働く保護者をもつ子ども」が共通項なので,「障害の有無」には基本的に関係なく利用できる.研修機会や専門的なサポートが少ない中,指導員がさまざまな子どもたちの成長を願い,奮闘している姿に何かいい方法がないものかとずっと心に引っ掛かっていた.
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