昭和の暮らし・第34回
脚付きまな板
市橋 芳則
1
1北名古屋市歴史民俗資料館
pp.1202
発行日 2019年10月15日
Published Date 2019/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001201898
- 有料閲覧
- 文献概要
料理の材料を切るときに用いる板である,まな板は,「真魚板」とも書き,真魚(まな)は料理に供する魚をいう.
さて,今,家庭で使われているまな板を思い出してみよう.どんなまな板だろうか.多くは,プラスチック製の白いまな板を使われていることと思われる.値段も手ごろで,魚や肉類をさばいた後,殺菌消毒が簡単にできることから衛生的であることが最大の利点だろう.もちろん,ヒノキ製の一枚板のまな板でなければ,まな板にあらずとされている方も多いと聞く.
Copyright © 2019, MIWA-SHOTEN Ltd., All rights reserved.