昭和の暮らし・第21回
あめ玉にまつわる思い出—ドロップ
市橋 芳則
1
1北名古屋市歴史民俗資料館
pp.1104
発行日 2018年9月15日
Published Date 2018/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001201461
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甘くて,フルーツの味がする飴玉.なかでも,赤,緑,黄,白など,色とりどりのドロップは多くの子どもたちを魅了した.
大正時代の終わりごろから,缶入りのドロップが各メーカーから販売されはじめた.森永製菓が1924年(大正13年)に発売したフルーツドロップの缶は,食べたあとに飾っておくこともできそうなきれいな絵柄がプリントされていた.携帯用の小缶が80匁(1匁=3.75g)入りで45銭だった.
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