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特集 がんと作業療法—5年先を見据えた取り組み
働く世代のがんにおける作業療法と今後の展望
Cancer occupational therapy for working generations and tasks in the future
田尻 寿子
1
Hisako Tajiri
1
1静岡県立静岡がんセンター
pp.302-308
発行日 2018年4月15日
Published Date 2018/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001201240
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Key Questions
Q1:働くことの意味・目的とは?
Q2:がんやがん治療が就労に与える影響とは?
Q3:がん患者・サバイバーに対する,就労支援におけるOTの役割とは?
はじめに
人生の途中でがんに罹患した方々の希望をうかがうとき,「仕事にできるだけ早く復帰したい」と話される方は多い.一方,多忙に働いてこられ,がんに罹患し,仕事を休まざるを得なくなったときに,「この休暇は神様の贈り物かもしれない」と,あらためてワーク・ライフ・バランスを見直される方もある.本稿では,働く世代にとっての「働く」ということの意味,がんに罹患することで生じる就労に対する思いや苦悩,および国の施策とOTとしての課題について検討していきたい.
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