増刊号 上肢・手の機能と作業療法—子どもから大人まで
第1章 上肢・手の機能と作業療法
10 —上肢・手の作業療法評価:小児—定型発達と作業
笹田 哲
1
Satoshi Sasada
1
1神奈川県立保健福祉大学大学院
pp.668-670
発行日 2017年7月20日
Published Date 2017/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001200979
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上肢・手の巧緻運動を評価することの意義
巧緻運動は,手指の分離的・複合的な運動だけで行われるのではなく,上肢の支持性,体幹の固定力が欠かせない.さらに,物体を見る(視覚),触る(触覚),力を加減する(固有受容覚),バランスをとる(前庭覚)等の感覚機能も必要となる.子どもの上肢・手の評価をするとき,遊びやADL,そして学習に巧緻運動がどのように影響してくるのかを念頭に置いて評価しなければならない.
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