Japanese
English
特集 認知症—身体障害合併症を中心に
身体障害を合併した認知症者—在宅での支援の現状と成果
The support for people with dementia who developed physical complications:the present conditions and results of visiting rehabilitation
尾下 真志
1
,
小池 正敬
2
Masashi Oshita
1
,
Masanori Koike
2
1初台リハビリテーション病院
2船橋市立リハビリテーション病院
pp.137-142
発行日 2017年2月15日
Published Date 2017/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001200836
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Key Questions
Q1:身体障害を合併した認知症者に対する訪問リハとは?
Q2:計画立案やアプローチはどのように行われる?
Q3:訪問リハのかかわりや成果はどのようなものか?
訪問リハにおける身体障害を合併した認知症者の特徴は?
生活期リハの実態調査において,訪問リハ利用者の介護度は要介護3以上が約半数を占め,障害高齢者,認知症高齢者の自立度はいずれか,もしくは両方が重度な者が半数を占めているという結果が報告されており1),身体障害,認知機能障害により,身辺動作に介助を要する利用者が多いことがわかる.身体障害をもつ認知症者は以下の3つのケースに分類できる.
①軽度認知障害(mild cognitive impairment:MCI),もしくは認知症の診断や疑いを受けていて,発病,受傷して身体障害をもった場合
②認知症の原因となる疾患が進行し,身体障害が現れた場合
③過去の発病,受傷により身体障害をもっていて,認知症の症状が現れた場合
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