特集 スポーツ医学
身体障害者スポーツの現状
初山 泰弘
1
Yasuhiro HATSUYAMA
1
1国立身体障害者リハビリテーションセンター
pp.263-269
発行日 1985年4月15日
Published Date 1985/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401207034
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■はじめに
昭和55年に厚生省が行ったわが国の身体障害者の実態調査によると,成人(18歳以上)在宅障害者数は,197万7千人,入院または施設入所者を含めると200万を超える(図1,表1).しかも人口に対する障害者の比率は年年増加し,昭和55年度は人口1,000名に対し23.8名の割合である5).
身体障害別にみると図2のように肢体不自由は6割近くを占め,視覚・聴覚言語障害群がそれにつづく.心臓,腎疾患など内部障害群は10年前に比べ,障害群の中で占める割合が増加して来ている5).
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