増刊号 実践に役立つ! 生活行為向上マネジメント
第2章 疾患別実践例
5 —骨関節疾患例(医療)—「布草履を編む」作業を通じて活動・参加の支援にまで至った事例
小林 央
1
Hisashi Kobayashi
1
1大田市立病院
pp.826-830
発行日 2016年7月20日
Published Date 2016/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001200656
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はじめに
高齢者の整形外科手術後療法として作業療法介入を実施する場合,手術部位の障害のみならず廃用性機能低下や生活機能の低下をきたしている場合も少なくない.また術後経過が長期化する中で主体的な生活の獲得への意欲が失われ,機能訓練の継続にのみ執着し,目標達成に難渋する事例を経験することがある.今回,生活行為向上マネジメント(以下,MTDLP)を用いて課題の整理を対象者と共有するのみでなく,活動・参加への支援まで介入するに至った経験を報告する.
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