Japanese
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特集 新しい手術材料—特徴と使い方
不織布
Medical application of non-woven fabric
永井 勲
1
Isao NAGAI
1
1愛媛大学医学部手術部
pp.333-340
発行日 1990年3月20日
Published Date 1990/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900052
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織らない布である不織布の開発は,材料革命の一つとも言われている,不織布の製造工程は,単純で,人手を多く要することなく大量に製品を作り得るため,ディスポーザブルとして用いるのに適している.また,さまざまな材料を自由に組み合わせて作り得て,しかもいろいろな製造方法があるため,目的に合わせて多彩な特徴のある布を作り得る.これらの特徴はいろいろな専門分野で利用されることになる.
医療の場でも,不織布の使用は有利な点が多いが,特に手術に際して使用される材料は,血液や体液で汚染されるため,ディスポーザブル製品の使用が望まれる.今後も不織布製品の使用頻度は増加する傾向にある.手術に際して使用される個々の不織布製品について,その長所短所を含めて言及する.
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