Japanese
English
特集 最近の手術材料と器具
不織布の新しい応用
Surgical application of the non woven fabric materials
古橋 正吉
1
,
宮前 卓之
1
Masayoshi FURUHASHI
1
,
Takayuki MIYAMAE
1
1東京医科歯科大学医学部中央手術部
pp.43-50
発行日 1978年1月20日
Published Date 1978/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407206875
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医療材料としての不織布
手術室で使う手術衣,覆い布,帽子,マスク等は地味な医療材料ながら不可欠のものである.これらはリネン(linen)と俗称されているが実際は亜麻布ではなく綿織物である.
線維の利用は太古時代からはじまり,長い間天然線維を利用してきたが,近代に入り人造線維製造が工業化されるに至つたのは1890年以後のことである.手術治療に際し白衣を着用したのは1871年Bergmanからといわれ,それまでは通常の着衣のまま手術をしていた.
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