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特集 内部障害への作業療法—リスク管理に留意して
心疾患のある方への作業療法
Occupational therapy in cardiac rehabilitation
鈴木 真弓
1
Mayumi Suzuki
1
1埼玉医科大学国際医療センター リハビリテーションセンター
pp.233-237
発行日 2016年3月15日
Published Date 2016/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001200505
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Key Questions
Q1:心疾患患者に対する急性期リハのチェックポイントは?
Q2:心疾患患者に作業療法を行うときのリスク管理は?
Q3:心疾患患者に作業療法を行うときの視点は?
はじめに
2013年(平成25年)の診療報酬改定でOTが心大血管疾患リハ料を算定できるようになり,心大血管疾患患者を担当するOTは大幅に増えたと推察する.脳卒中や整形外科疾患の患者を中心に治療を行っているOTが初めて心大血管疾患患者を担当し,医師からの指示書を見たとき,聞いたことがない言葉や数値が並んでいることに気が引けてしまい,リスクを踏まえながら作業療法を進めることに負の感情を抱いてしまうかもしれない.
本稿では心大血管疾患に対し,疾患別の作業療法とそのリスク管理について紹介するとともに,在宅(生活期)への支援についても言及する.今回の対象疾患は,虚血性心疾患(心筋梗塞),心臓外科手術後(冠動脈疾患,弁膜症),不整脈,心不全とした.
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