連載 脳血管障害者への心理社会的援助メソッド入門・第2回
脳血管障害者が病前との連続性を回復するプロセス
小林 幸治
1
Koji Kobayashi
1
1目白大学
pp.221-228
発行日 2015年3月15日
Published Date 2015/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001200155
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はじめに
第1回目では脳血管障害者の心理社会面への作業療法の援助とは何かについて書きました.私はそれらの研究を行ったことで作業療法として行う援助の範囲を示すことができたと思えたと同時に,次は当事者自身が作業療法をどのように理解し,経験しているのかについて検討しなくてはならないと考えていきました.なぜなら,作業療法の働きかけるもの,もたらすものを得るのは当事者である脳血管障害者だからです.今回は,当事者の主観でとらえる回復ということについて書いていきたいと思います.
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