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特集 神経難病を支える作業療法
訪問における神経難病患者への作業療法
Occupational therapy for patients with intractable neurological diseases in home-visit rehabilitation
佐郷谷 義明
1
Yoshiaki Sagouya
1
1株式会社シナプス りんご訪問看護ステーション
pp.32-37
発行日 2015年1月15日
Published Date 2015/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001200099
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Key Questions
Q1:一番の前提として,「訪問」とは?
Q2:神経難病患者への訪問作業療法実践における視点とは?
Q3:神経難病患者への訪問作業療法のやりがいとは?
はじめに
神経難病の作業療法(リハビリテーション)という趣旨の文献や学術書は多々あるが,そのタイトルに,「地域」,「在宅」,「訪問」というキーワードがつくものは少ない.進行性病変ゆえの支援の難しさに加え,何より「在宅」という多様な価値観を対象とするその支援は,系統だった解釈と統合が難しいことがその一因かと考える.
今回,僭越ながら本稿を担当することになった.上述したように,訪問という業務特性上,エビデンスを示しながらの論とはなりにくいが,筆者の実務経験上得た知見とともに,限られた誌面上において訪問業務の難しさと魅力をお伝えできれば幸甚である.
なお,神経難病患者への在宅支援を表現するものとして,本稿ではその誌面特性上,訪問作業療法の呼称で統一して記載した.
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