Japanese
English
研究
非言語コミュニケーションとしての運動が運動誘発電位に及ぼす影響について
The effect that the motor including the nonverbal communication gives to the motor evoked potential
河野 正志
1
,
谷頭 幸恵
1
,
湯川 喜裕
1
,
平本 美帆
1
,
大植 賢治
2
,
富永 孝紀
3
Masashi Kono
1
,
Yukie Tanigashira
1
,
Yoshihiro Yukawa
1
,
Miho Hiramoto
1
,
Kenji Oue
2
,
Takanori Tominaga
3
1医療法人穂翔会村田病院
2リハプロ訪問看護ステーション・都島
3医療法人穂翔会村田病院
キーワード:
非言語コミュニケーション
,
運動誘発電位
,
運動イメージ
Keyword:
非言語コミュニケーション
,
運動誘発電位
,
運動イメージ
pp.1263-1268
発行日 2014年11月15日
Published Date 2014/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001200059
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Abstract:非言語コミュニケーション(nonverbal communication:NVC)としての運動には,手の運動制御にかかわるBroca野の44野が関与する.本研究では,手の運動におけるNVCの要素が,一次運動野からの皮質脊髄路に及ぼす影響について運動誘発電位(motor evoked potential:MEP)を用いて検討した.健常者を対象に,NVCの要素を含まない右示指伸展の運動イメージ課題(MI課題)と,NVCの要素を含む右示指伸展の運動イメージ課題(NVC課題)を実施した.課題中のMEPは,左一次運動野に対する経頭蓋磁気刺激により,右示指伸筋から導出した.MI課題に比較しNVC課題では,背景筋放電量において有意な差を認めず,MEP振幅値において有意な増大を認めた(p<0.05).手の運動におけるNVCの要素は,一次運動野からの皮質脊髄路の興奮性を増大させる可能性が示唆された.
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