提言
地域包括ケアシステムへ―地域の生活支援にOTの目を
佐治 暢
1
Michiru Saji
1
1東大宮訪問看護ステーション
pp.808-809
発行日 2014年7月15日
Published Date 2014/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001100584
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地域包括ケアシステムへの移行が現実味を帯び,最近では度々研修会のテーマとしても目にするようになってきた.昨年次々と具体的な資料が発表され,多くの地域で多職種協業の取り組みが始まっている.団塊世代が75歳以上になる2025年を見据えた中で,2009年(平成21年)に発表された地域包括ケア研究会報告書1)には以下のような言葉がある.
「団塊の世代は,現在の高齢世代と比較すれば,多様な価値観とはっきりした権利意識を持ち,戦後の経済成長の中で豊かな生活を送ってきた人たちである.いわば,『新しい高齢者』ともいうべき人たちであり,2025年には高齢者像が一層多様化していくこととなる」.
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