増刊号 脳卒中の作業療法―支援技術から他職種連携・制度の利用まで
第3章 支援技術Ⅱ 急性期から回復期の個別性を重視した介入(事例報告)
3 脳卒中の上肢装具―アームスリングとスプリント
猪狩 もとみ
1
,
白石 英樹
2
,
伊藤 文香
2
,
澤 俊二
3
Motomi Igari
1
,
Hideki Shiraishi
2
,
Ayaka Ito
2
,
Shunji Sawa
3
1金城大学
2茨城県立医療大学
3藤田保健衛生大学
pp.683-691
発行日 2014年6月20日
Published Date 2014/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001100560
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脳卒中に対する上肢の装具療法は,アームスリング等の肩装具と手指の変形防止を目的とした安静用スプリントに代表される.これまでさまざまな装具が報告されているが,その装着の是非と形状別による効果については意見が分かれ,合意がない1)のが現状である.
本稿では上肢装具をアームスリングとスプリントの2つに分け,一般に使用されている装具とともに,上肢の廃用を予防し,筋緊張の軽減と機能改善を目的とした装具に焦点を当てて紹介する.
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