増刊号 脳卒中の作業療法―支援技術から他職種連携・制度の利用まで
第2章 支援技術Ⅰ 急性期から回復期の基礎
5 基本動作の支援 ①起居動作
阿部 正之
1
Masayuki Abe
1
1社会医療法人北斗 十勝リハビリテーションセンター
pp.613-616
発行日 2014年6月20日
Published Date 2014/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001100547
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はじめに
脳血管障害片麻痺患者(以下,片麻痺者)の作業療法場面においては,片麻痺者の置かれたどの時期においても,寝返り,起き上がり,立ち上がり等への訓練は必要であり,筆者は特に片麻痺者の姿勢と運動における特有の定型的パターンが構築される前の介入が重要と考えている.本稿では片麻痺者における基本動作獲得時の適応の問題を概説するとともに,これらを踏まえた基本動作への介入方法の一例を紹介する.
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