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書評 ―浅井憲義・大熊 明(編)―「クリニカル作業療法シリーズ 認知症のある人への作業療法」
守口 恭子
1
1健康科学大学
pp.232
発行日 2014年3月15日
Published Date 2014/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001100437
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本書は,人が作業をすることに焦点を当てて,認知症のある人の作業活動をていねいに論じているところに特色がある.
本書は,まず作業療法の歴史的過程を,介入手段となったクラフトの活用から,目的のある活動へ,そして意味ある活動へ,と紹介する.それを踏まえて認知症のある人の作業活動が現在展開されているのである.一方,認知症のある人は長い生活歴がある.認知症のある人の「今」はその延長線上にあるのである.
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